バレーボール女子Vリーグ1部のヴィクトリーナ姫路は30日、24年パリ五輪のエース候補の加入を発表した。

米ミネソタ大から宮部藍梨(あいり、23)を獲得。身長181センチで、大阪・金蘭会高時代に16歳で日本代表入りをした期待の星。アメリカ留学を経て、6年ぶりに日本代表復帰を果たしている。

この日、姫路市内で会見。ナイジェリア人の父と日本人の母を持ち、尼崎市出身の宮部は「応援し続けてくださった兵庫の方々に恩返しがしたかった。原点に戻ることが大切だと思い、(姫路加入を)決めました。(米国では)高いブロックを相手にプレーしてきたので、自分の得意なプレーを見て欲しいです」と語った。海外クラブからもオファーがあった中で、姫路入りを決断したという。

就任が決まった安保澄新監督は「高いブロックに対してスパイクを決めることができる。ジャンプと、スイングの仕方がしなやか。きれいなフォームに変わっている。サーブレシーブもしっかりポイントを置いて練習を積んできたのが分かる。かなり上手になっている」と宮部を高く評価した。

宮部の妹で東海大3年の愛芽世(あめぜ、20)も代表入り。今後は姉妹での五輪出場という夢を追う。

姫路は古市梨乃、吉崎ひなの獲得も発表。

古市は順大から、鹿児島銀行で9人制でプレーしていた吉崎はトライアウトを経て加入が決まった。