日本バレーボール協会は9日、世界選手権(26日開幕、スロベニアほか)に出場する男子日本代表14人を発表し、最年少で選出された高橋藍(20=日体大)は日本一となった後輩から刺激を受けた。

オンラインで取材に応じ、母校の京都・東山高が7日に高校総体を初制覇したことについて言及。「勝ってくれるのはうれしい。自分も目標の選手であり続けられるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

6月上旬から1カ月半にわたって開催されたネーションズリーグ(VNL)では得意のレシーブとスパイクを武器に、過去最高の5位に貢献した。主将の石川祐希(ミラノ)を欠いた準々決勝のフランス戦は0-3のストレート負け。「強くなればなるほど相手もブロックの駆け引きをしてくる。世界選手権ではそれ以上のベスト4を目標にしたい」。4位だった82年以来の準決勝進出を誓った。

インスタグラムのフォロワーが100万人超というバレー界屈指の人気者。東南アジアのファンからの反響が大きいことを明かし「SNSでフォローしてくれる方が増えて、すごくうれしい。バレーを広めていく部分でも活用していきたい」と意気込んだ。【佐藤礼征】