バレーボール女子の日本代表は20日、兵庫・姫路市内で世界選手権(9月23日開幕、オランダ・ポーランド共催)に向けた壮行試合を行った。
代表を2チームに分けた3セットマッチで、Bチームが2-1(28-26、24-26、25-17)で勝利。一般公開され、大勢のファンが集まった。
古賀紗理那主将(26)は「オフェンスでクイックを絡めながらやるのが日本の強み。完成させられるよう、チームとしての精度を高めていきたいです」と語った。
古賀を中心とした“スピードバレー”を追究する過程で、まだ課題も残す。
古賀は「スピードを意識しすぎてコンビの精度が少しずつ落ちているのを感じています。スピードを求める中で、セッターと密にコミュニケーションを取らないといけない」と正直に明かした。
金蘭会高出身の林琴奈(22)は「世界は身長が高いので1人、1人のコンビの精度を高めて、世界バレーでメダルが取れるようにしたい」。
18年世界選手権も経験している内瀬戸真美(30)は「日本が世界一というプレーを見つけて、世界選手権で1試合ずつチームが強くなっていきたい」と話した。
現在、世界ランク7位の日本は、世界選手権の1次リーグD組で同2位のブラジル、同4位の中国などと同組。
3位になった2010年以来の4強入りへ、男子代表で主将を務める石川祐希の妹・真佑(22)は観衆に向けたスピーチで「メダルが取れるようにチーム全員で頑張ります」と約束した。
壮行試合は21日にも姫路市のヴィクトリーナ・ウインク体育館で有観客で行われる。
【Aチーム】
3古賀紗理那(OH=NEC)
9小島満菜美(L=NEC)
15林琴奈(OH=JT)
19山田二千華(MB=NEC)
22福留慧美(L=デンソー)
23横田真未(MB=デンソー)
26宮部藍梨(OH=V姫路)
30関菜々巳(S=東レ)
37宮部愛芽世(OH=東海大)
【Bチーム】
1山岸あかね(L=埼玉上尾)
2内瀬戸真美(OH=埼玉上尾)
4石川真佑(OH=東レ)
5島村春世(MB=NEC)
10井上愛里沙(OH=久光)
12籾井あき(S=JT)
24松井珠己(S=デンソー)
25小川愛里奈(MB=東レ)
38佐藤淑乃(OH=筑波大)
39麻野七奈未(MB=デンソー)
【世界選手権・日本の1次リーグ日程】
☆9月25日 日本-コロンビア
☆同26日 日本-チェコ
☆同28日 日本-中国
☆同30日 日本-ブラジル
☆10月2日 日本-アルゼンチン