札幌国際大が、昨年まで日本選手権3連覇のコンサドーレを破り、初優勝を飾った。

2-2で迎えた第6エンド(E)、フォース青木豪(22)が、最終ショットを右から左に曲げながらハウスに入れ、手前のストーンを押し込み、ナンバーワン、ツーを自分たちの石に。絶妙な1投で、この試合初めて複数得点を奪った。

この2点で流れを引き寄せると、1点リードで迎えた後攻の最終第8E、青木がラストショットで相手ストーン1つをはじき出し2点を追加。勝利を決めた。

第6Eで難しいショットを決めた青木は「狙い通り。1投前にドローを投げていたのと、あのラインはよく分かっていたので、イメージをつかみながら投げることができた。ラインと自分とスイーパーを信じて投げた」と振り返った。

今後は10月末~11月末にかけてカナダ遠征、帰国後、大学選手権などに出場しながら状態を上げ、1月末からの日本選手権(北海道・北見市常呂町)に照準を定める。青木は「トレーニングの成果で特にスイープを使いながらショットを決めることができるようになった。この大会で全勝優勝できて勢いはつくと思う。今季はチームとして日本選手権優勝。そして世界選手権で上位に食い込みたい」と目標を掲げた。