昨夏の東京オリンピック(五輪)2冠の大橋悠依(27=イトマン東進)が2分7秒09のタイムで激闘を制した。前日の100メートル個人メドレーに続いて今大会2つめのタイトルを手にした。

序盤から積極的に先頭に立つ展開。前日の400メートル個人メドレーを制した15歳の成田実生が後半に迫ってきたが、「平泳ぎで追い付かれて、自由形で競ることになるだろうなと思っていた。最後はもう、絶対に勝とうという気持ちだった」。読み通りの展開だっただけに慌てることなく、気迫を振り絞った。2位成田との差はわずか0秒16差だった。

世界短距離選手権の日本代表に正式決定すれば、カナダで開催された16年以来2度目の出場となる。「わくわくするレースができるように練習したい」と意気込んだ。