前日に男子200メートル自由形を日本新で制した松元克央(25=ミツウロコ)が、この日は100メートル自由形と400メートル自由形の2種目を制覇。前日と合わせて3冠を達成した。

100メートル自由形では中村克との激戦を制し、400メートル自由形では竹田渉瑚をゴール寸前で差し切った。「両レースとも優勝できてうれしいけれど、世界とはタイム差がある。自分の実力がまだまだと感じられたレースでもあった」。現在地を冷静に確認した。

来月上旬の社会人選手権(佐賀)のあとは、英国で3週間ほどの武者修行をするプランを持っている。東京五輪金メダルのトム・ディーンらと練習を行う予定。「五輪金メダリストと一緒に練習して、自分の弱さなどを改めて感じることができれば。世界の練習の強さも行ってみないとわからない。人生に1回ぐらいの大きな経験をしたい」と胸を高鳴らせた。