<準決勝>浜松開誠館83-65飛龍

浜松開誠館が、2連覇に王手をかけた。昨年の決勝で対した飛龍に83-65。序盤から主導権を奪うと、第3クオーターでは30点差までリードを広げ、守りきった。チーム最多33得点のF清川颯(そう、3年)は「相手対策をしてきたことが、うまくはまった」と笑顔を見せた。自身のプレーについては「90点」と続け、多かったファウルの反省を忘れなかった。

この日、同校サッカー部は県王座に輝いた。MF岡田海人(3年)とはクラスメートで、清川は「自分たちが試合に臨む前にサッカー部の優勝を知った。負けていられないという気持ちで戦った」と明かした。13日の決勝では全国総体4強の藤枝明誠と対する。「どんなプレーができるか楽しみ。勝つことが最優先」と力を込めた。

■藤枝明誠、堅守速攻

<準決勝>藤枝明誠101-79浜松学院

藤枝明誠 堅守速攻で浜松学院を寄せつけず、2年ぶりに決勝へ駒を進めた。全国総体出場後、今大会に向けて走りと意思疎通を徹底し鍛えたという。金本鷹(よう)監督(32)は試合を振り返り「相手の強い守備に集中して向かってくれた結果」と選手らをたたえた。一方で、先発の勢いを控え選手らがつなげきれなかったことを反省。「それができないと決勝は厳しい戦いになる」と気を引き締めた。