<準決勝>浜松学院65-63沼津

浜松学院が、初の決勝進出を決めた。昨年3位タイの沼津に65-63と辛勝。最大15点あったリードを最後で詰められたが逃げ切った。チーム最多27得点の大黒柱、F足立琉那(るな、3年)は「勝ちきることができて良かった」と喜んだ。序盤で自身がボールをつなげられず、1本目のシュートも外して「崩れそうになった」。しかし、緊張がほぐれると同時に「試合の中で修正することができた」と振り返った。

チームは最後の苦しい場面でルーズボールやリバウンドを取りきった。窪田智弘監督(49)は「流れを渡しても、取り返していた」と選手らの成長を評価。浜松地区決戦となった決勝について「何かの縁。楽しみしかなく、より良い結果につなげたい」と話した。

■浜松開誠館、エース欠いても危なげなし

<準決勝>浜松開誠館107-43浜松南

浜松開誠館は7連覇にまた1歩近づいた。エース萩原加奈(3年)をけがで欠く中、周りの選手らの成長により、危なげなく決勝に進出した。F望月秋桜(あき、2年)は3点シュート4本をリングに沈め、計15得点で勝利に貢献。「萩原さんがいない分の穴をみんなで埋められた」と振り返った。三島正敬監督(47)は13日の決勝に向け「やるべきことをやり、きっちり勝ちたい」と話した。