ジュニアながら22年全日本選手権で8位入賞した櫛田育良(15=京都・宇治中3年)が“自己ベスト”で2位発進した。

国際スケート連盟(ISU)非公認ながら65・42点を記録し「自己ベストです。(要因は)ステップや、ルッツ-トーループの質だと思います」と1・38点の加点を得た冒頭の連続3回転に手応えをにじませた。

今季のSPは「レッド・バイオリン」。当初は「まだ(自分が)子どもで『大人っぽい曲は難しいかな?』と思いました。この曲をやってから、とても楽しくて、いい曲だなと思っています」と明かす。終盤のステップは大きな動きを意識し「フラメンコの世界観を出せたらいい」と完成度を高めてきた。

今大会は2組に分かれた女子SPのA、B(6日)上位18人が、7日のフリーに進む。フリーに向けて「ノーミスの演技をして、観客の方を魅了できたら」と意気込んだ。【松本航】