22年全日本ジュニア選手権10位の和田薫子(13=愛知・前津中1年)が、“全中デビュー”で全体5位発進した。

3つのジャンプを全て着氷させて、58.51点を記録。SPは前日5日のAと2組に分かれ、この日行われたBでは2位に入った。最後のルッツ-トーループの連続3回転は「回転不足を取られていると思う」と後半のトーループでの回転不足を自覚し「初めての全中で、楽しみな気持ちがありました」とほほえんだ。

21年の全日本ノービス選手権では、ノービスA(6月30日時点で満11~12歳)で島田麻央に続く2位。だが、今季は夏場に下半身の複数箇所を痛め「ジャンプがどっかにいっちゃった」と笑わせた。表現面にも重きを置きながら調整し、全日本ジュニア選手権後は「全中までに(調子を)持っていこう!」と決意した。

SP全体の上位18人が進む7日のフリー。中学1年生の有望株は「一番の目標は上手な子たちに、少しでもついていけるようにしたい。初めてなので、楽しむことをすごく考えてやっています」と意気込んだ。【松本航】

◆女子SP全体上位成績

〈1〉島田麻央(京都・広野中2年)70.55点

〈2〉中井亜美(千葉・南行徳中2年)66.40点

〈3〉櫛田育良(京都・宇治中3年)65.42点

〈4〉柴山歩(京都・立命館宇治中3年)65.29点

〈5〉和田薫子(愛知・前津中1年)58.51点

〈6〉矢口真央(愛知・前津中2年)57.32点