先月の世界選手権6位で、13日のショートプログラム(SP)7位の友野一希(24=上野芝スケートクラブ)は164・55点で9位だった。

冒頭の2本の4回転トーループは決めたが、ショートプログラム(SP)でも苦しんだ、続く4回転サルコーが回転不足となって着氷が乱れた。「自分はほんとに全部詰め込んで全てやってきたという気持ちじゃないとやりきれないことが多い」と振り返った。

世界選手権を終えて、アイスショーの出演を続けての試合となった。「もっともっと難しい調整の中で臨むこともある。その中でしっかり決めきれるように」「土台のところがやっぱり大切だなって思った」と糧とした。

「代打の神様」と呼ばれた立場から、ついに世界選手権代表の座を自らつかんだ今季。その終幕。「もちろんジャンプもありますけど、見終わった時に、なんか1つの何か作品を見終わったような、そういう感覚になるような、1つのまとまった演技ができるように頑張りたい。最後の最後、いいコレオができるように、そのために頑張りたいなと思います」と誓っていた。

 

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