9月開幕のラグビーW杯フランス大会で初優勝を目指す日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、53)が5日、W杯限りで退任する意向を表明した。

宮崎合宿の公開練習後に「今が離れるいいタイミングだと思う。優先順位はW杯で勝つこと。自分の仕事がある。その責任をもらっている。このチームをリードするのが自分の責任。選手たちが大好きですし、選手たちのハードワークが大好き。彼らはお金のためにやっているわけではない。世界クラスのチーム相手に戦っている。プロフェッショナルなマインドセットで戦っている」と力強い言葉で思いを伝えた。

ジョセフHCは19年W杯日本大会で、日本を過去最高の8強に導いた。

日本は8日のオールブラックスXV戦(東京・秩父宮ラグビー場)を皮切りに国内で5試合を戦い、W杯登録メンバー33人へ絞り込みが行われる。【松本航】