男子フルーレで松山恭助、敷根崇裕、飯村一輝、鈴村健太が団体史上初となる金メダルを獲得した。決勝で中国との接戦を45-35で制した。
団体の過去最高成績は世界選手権が10年パリ大会の3位(太田雄貴、千田健太、淡路卓、三宅諒)でオリンピック(五輪)が12年ロンドン大会(同メンバー)の2位。レジェンド太田らチームの黄金期でも届かなかった頂点に、初めて立った。
フェンシングは2人の選手がマスクをかぶって防具を着け、片手に持った剣で互いの有効面を攻防する競技。剣の持ち手を含めた形状、得点となる有効面、得点となる動作などが異なり「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目がある。
【フルーレ】
・剣の形状 全長最大110センチ、重さ500グラム以下
・有効面=胴体のみ
・動作=突きのみ
・近年の日本の成績 今大会は男子団体で金メダル、個人で松山が銅メダル、女子団体(東晟良、上野優佳、宮脇花綸、菊池小巻)は銅メダル獲得。男女ともアジア選手権3連覇
【エペ】
・剣の形状 全長110センチ、重さ770グラム
・有効面=全身
・動作=突きのみ
・近年の日本の成績 21年東京五輪の男子団体(見延和靖、山田優、加納虹輝、宇山賢)で悲願の金メダル獲得。22年の世界選手権も個人で見延が銀メダル、団体で銅メダル、加納が世界ランキング1位
【サーブル】
・剣の形状 全長105センチ、重さ500グラム
・有効面=上半身
・動作=突きと斬り
・近年の日本の成績 女子の江村美咲が今大会で男女を通じて日本勢初の2連覇を達成。団体も昨年は銅メダル
フルーレとエペは剣先にボタンがあり、サーブルは剣の全面が電気の通った防具の有効面に当たると通電し、電気審判器によってポイントが判定される。競技コートの「ピスト」は幅1.5メートル、長さ14メートル。ピストはフランス語で滑走路の意味で、城の廊下での騎士の戦いを想定したサイズという説もある。サーブルは騎馬が根源とされ、馬を狙わないよう上半身が有効面になったと言われている。


