昨季5位の近大が同3位の同志社大を下し、今季初勝利を挙げた。同志社大は開幕連敗となり、リーグ3位までが出場権を得られる大学選手権出場に早くも黄信号がともった。

序盤から近大が主導権を握る展開となり、前半2分に近大CTB嶋竜輝(3年=日本航空石川)が先制トライ。同16分にも植田和磨(3年=報徳学園)のトライを決めてリードを広げた。

対する同志社大も同19分にWTB上嶋友也(1年=東福岡)がスペースを突いてトライを決めたが、ミスもあってなかなか好機を作ず。

逆に近大は同33分から後半22分にかけて主将のSO半田裕己(4年=天理)が4つのペナルティーゴールを決め、後半29分にはこの日3つ目のトライで点差を広げた。

同志社大は終盤の同32分と36分のトライで食い下がったが、時すでに遅し。

宮本啓希監督(36)は「前半の入りで取られ方が良くなく、流れを作れなかった。まだまだ続くので、次に向けて準備していきたい」。関西で42度の優勝を誇る名門は、次戦からの復調を目指す。