【アレン(米テキサス州)=阿部健吾】シニアのGPデビュー戦となった吉田陽菜(18=木下アカデミー)が手痛いミスを挽回した。この日午前の公式練習でも決めた冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は「力が入りすぎてしまった」と1回転半となって0点。ただ、「もう失敗は許されない」とルッツ-トーループの連続3回転、3回転ループを決め、3つのスピンと、ステップは最高のレベル4でまとめ、59・40点の9位とした。

SPの振り付けを手がけたケイトリン・ウィーバーさんからは「アメリカは楽しいから、楽しんできて」と伝えられていた。「手拍子など送ってもらえるとうれしい」とも期待し、演技の最後には、その手拍子を受け取った。

フリーは22日(同23日)に行われる。3回転半にも挑む。「練習通りにしっかり成功させたい気持ちと、あとは1人でも多くの方に自分の演技を覚えてもらえるようにしっかりアピールしたいです」と誓った。

【GPシリーズ第1戦スケートアメリカ 女子SPライブ速報】はこちら>>