鹿児島実が2大会ぶりの初戦突破を遂げた。

10-12の後半19分、ロック中島が中央に逆転トライを決め、札幌山の手に競り勝った。「実感がわかず、うれしくて混乱していました」。終了間際にはゴール際で踏ん張り、わずか5点差を守り切った。富田監督は「面白かったですね。しぶとく粘ってくれた」とたたえた。

体格差は歴然だった。FWの平均身長は171・8センチ、同体重は83・6キロ。相手とは6センチ、12・3キロも下回る数字だった。富田監督は「体が大きくなかったら走るしか勝てないよ」と選手に言い聞かせた。火曜日は短距離、水曜日は中距離、木曜日は長距離、土曜日は坂道ダッシュと例年以上にランメニューを増やした。中島は「足腰に自信を持っている」と実感する。

次戦は30日、Bシードの大阪桐蔭と当たる。県勢最多22度の出場を誇るも、2回戦突破は1度もない。「正月を越えられるように」と力を込めた。【佐藤究】

【高校ラグビー2023】スコア速報はこちら