レギュラーシーズン(RS)最終戦で、プレーオフに向けて富士通が17季ぶりの首位通過を決めた。

堅い守備と宮沢夕貴の得点などで前半から優位に進め、38-23で折り返した。後半に入るとシャンソン化粧品に追い上げられ、終盤には3点差まで迫られるなどしたが、必死に耐え抜いた。

司令塔として6得点13アシストの町田瑠唯は「勝利できたが、内容的には課題が多い試合。RS1位通過を決められたけれど、まだまだこれから。もう1度チームでステップアップしていきたい」と話した。

チーム最多30得点を記録した宮沢夕貴は「大事な試合で、全員がしっかり我慢できたことが、プレーオフへの収穫」とうなずいた。1、2位のチームはシードされ、2戦先勝方式の準決勝から戦うことになる。宮沢は「あと4勝。今年は絶対優勝したい」と力を込めた。

◆Wリーグプレーオフ レギュラーシーズン上位8チームで争われる。まずは5位以下のチームが3月30日の1回戦に出場。3、4位チームは31日の準々決勝、1、2位チームは4月6~8日の準決勝から登場する。決勝は4月13~15日。準々決勝までは1戦先勝方式、準決勝以降は2戦先勝方式で行われる。準々決勝までは高崎アリーナ、準決勝以降は東京・武蔵野の森総合スポーツプラザが会場となる。