日本バドミントン協会の村井満会長は19日、東京都内で記者会見し、日本代表の強化費を約8億円から約3億円に削減する費用圧縮策などを盛り込んだ2024年度予算を公表した。

現時点で23年度決算は約3億円の赤字見通しで、約1億4000万円の債務超過に陥る可能性があり、24年度での解消を目指す。

債務超過が続けば公益財団法人の認定を取り消されるため、パリ五輪後は代表の合宿や遠征を減らす方針。一方、ここに来て寄付金や賛助会員が増え、残り10日あまりの23年度の債務超過を回避できる望みもある。

村井会長は「何とか状態を立て直してくれというエネルギーを感じている。ご支援を受けながら最後まで頑張りたい」と話した。(共同)