12年ロンドン五輪銀メダルの入江陵介(34=イトマン東進)が男子200メートル背泳ぎ決勝で3位に終わり、日本競泳初の5大会連続五輪出場を逃した。進退については明言を避けたが「最後は自分をほめてあげたい」と口にした。竹原秀一(19=東洋大)が派遣標準記録(1分56秒92)突破の1分56秒28の1位で初の五輪切符をつかんだ。女子200メートルバタフライは1位の三井愛梨(横浜サクラ)と2位の牧野紘子(あいおいニッセイ同和損保)が出場権を獲得。女子200メートル平泳ぎは33歳の鈴木聡美(ミキハウス)が1位で100メートルに続いて代表に決まった。

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法大1年の三井が初の五輪切符をつかんだ。3番手で折り返した前半から追い上げ、2分6秒54の自己記録。23年世界選手権5位入賞の19歳は「メダルを取れるように頑張りたい」と見据えた。2分7秒61の2位で続いた牧野も初出場で「タイムは満足できないけれど、最低限の派遣(標準記録)は突破できたのでホッとしています」とかみしめた。