東京五輪金メダルの大橋悠依(28=イトマン東進)が、全体トップで夜の準決勝に進んだ。2分14秒32を記録し「(決勝で)2人に入ることが絶対条件。準決勝はためにためて、うまくレースをして、決勝で爆発できるようにしたいです」と予選から決勝までの3本のレースをイメージした。

東京五輪2冠のうちの1種目である400メートル個人メドレーは4位となり、パリ五輪切符を逃した。それでも「惜しくもなかった。周りの人が思っているより、ダメージを食らったわけじゃない」と切り替えている。200メートル個人メドレーは24日の決勝で2分10秒70の派遣標準記録を突破し、2位以内で代表に内定する。あらためて「この種目で入れなかったらやめると思う」と言い「最後になるとしたら、どういうレースにしたいかを考えて(五輪に)行けるにせよ、行けないにせよ、自分の持っている力を全て出し切りたいです」と強い覚悟をにじませた。

400メートルで初の五輪を決めた成田実生(17=金町SC)は2分15秒23の全体2位で「しっかりとついていって、最後は絶対に4個メのような強い気持ちで、力強くタッチしたい」と決勝で2枚目の五輪切符獲得に意欲。本年度に派遣標準記録を突破している松本信歩(21=東京ドーム)は、2分16秒23の全体8位で予選を通過した。

準決勝は23日午後7時46分から行われる。