東京五輪2冠の大橋悠依(28=イトマン東進)が、2大会連続の五輪代表に内定した。女子200メートル個人メドレーを2分9秒17で制し、派遣標準記録(2分10秒70)を突破。内定を逃せば引退と決めていたラストチャンスで、勝負強さを発揮した。2位の松本信歩(東京ドーム)も五輪切符。男子100メートルバタフライは松元克央(ミツウロコ)が優勝し2種目目の内定を決め、2位の水沼尚輝(新潟医療福祉大職)も2大会連続出場をつかんだ。

   ◇   ◇   ◇

実力者が並んだ注目種目・男子100メートルバタフライは50秒96で1位となった松元と、0秒27差で2位の水沼がパリ切符をつかんだ。松元は200メートル自由形に続く2種目目の代表入り。「(パリでは)どちらもメダル獲得が目標。夏に向けて、とことん練習したい」と決意を込めた。22年世界選手権銀メダルの水沼は「ほっとしている。自分自身のことを疑わずにやってきたことが、本当の強さになったと感じている」とかみしめた。