フィギュアスケート男子で来季からシニアに転向する中田璃士(りお、17=TOKIOインカラミ)が、超高難度ジャンプのクワッドアクセル(4回転半)挑戦に意欲を示した。9日、日本男子初の2連覇を達成した世界ジュニア選手権を終え、欧州から羽田空港に帰国。世界選手権2連覇中のマリニン(米国)のみが成功させた大技について「日本では誰も降りていない。五輪でも誰も成功していないので、自分が最初に決めたい」と決意を込めた。

全日本選手権4度出場の父誠人コーチと、英国出身の母のもとに生まれたホープ。4回転半は1月から練習を始め「降りることができたら試合でもたくさん挑んでいきたい」と思い描く。4回転ジャンプは、ルッツ以外の4種類を習得済み。「うまくいけば今年中に全部跳べると思う」とコンプリートを目指す。

新シーズンの目標は、全日本選手権初優勝や世界選手権代表入り。年齢制限によって2月のミラノ・コルティナ五輪の出場資格はなかったが、すでに視線は4年後へ向いている。「五輪での金メダルが目標。自分に勝てば、結果もついてくる」。特にこだわるのは「○○初」を1つでも多く達成すること。「それしかない。そこに意味がある」。夢は大きければ大きいほどいい。【藤塚大輔】