<高校ラグビー:国学院久我山17-15大阪桐蔭>◇3回戦◇1日◇花園

 目前にして、勝利がスルリと手からこぼれ落ちた。ずっと追い掛ける展開だったが、10-12で迎えた後半26分にCTB福島祐司(2年)が右隅へトライを奪う。このまま逆転勝ちかと思われたが、直後のキックオフでボールを奪われる。ラストプレーの自陣ゴールライン際での攻防を守りきれず再逆転を許し、そのままノーサイド。笛が鳴った瞬間、選手たちはがっくりと肩を落とした。

 綾部正史監督は「最後止めきれれば勝てていたが、そこが相手との差。選手にはよく頑張ったと声をかけたい」と選手たちの健闘をたたえた。