<高校ラグビー:御所実40-14京都成章>◇準決勝◇5日◇花園

 京都成章(京都)の3度目の正直はならなかった。

 0-7の前半3分から約5分、御所実ゴール前でモール中心の攻めを展開したが、トライを取り切れず、逆に同16分、後半2分にドライビングモールからトライを許し、点差を広げられた。

 試合開始早々、NO8呉季依典主将(3年)が左膝負傷を悪化させ、リタイア。湯浅泰正監督(50)は「あれは大きかった」と試合に少なからず影響を与えたことを認めた。しかし、この日の試合については選手を称える言葉ばかり。「御所の速いアタックに何度も何度もタックルにいく姿が頼もしかった。後半のBK主体のアタックはずっとやりたかったこと。本当によくやってくれた」と話した。