ラグビーの国際統括団体ワールドラグビーと、W杯日本大会組織委員会は13日、同日に開催予定だったナミビア-カナダ(午後0時15分キックオフ、岩手・釜石鵜住居復興スタジアム)について、台風19号の影響でさまざまな可能性を慎重に検討した結果、試合を中止することを決定したと発表した。

カナダ代表は中止決定後も釜石に残り、ボランティア活動を行った。同代表は今月10日から同市内で合宿を行っており、感謝の思いを行動で示した。大会公式ツイッターは、その様子を写真付きで伝え「カナダ代表の誠意と思いやり溢れる行動に心から感謝します」とメッセージを送った。

また、ナミビア代表も滞在先の宮古市でファン交流会を開催し、同ツイッターが「台風の被害を受けた市民を元気づけたいと、ナミビア代表側から市に打診し実現しました」と伝えた。

この試合は0-0の引き分け扱いとなり勝ち点2を分け合う。両チームはすでに1次リーグ敗退が決定しており、今大会初勝利をかけた試合になるはずだったが、ともに1分3敗で終戦となった。