元横綱大鵬の納谷幸喜氏(日刊スポーツ評論家)は、横綱朝青龍引退に関して以下のようにコメントした。

 自分から引退しなければ解雇になるところだ。どれだけ、協会に迷惑をかけているのか。会見でも「申し訳ありません」という謝罪がなく、腹立たしくもある。今回は、今までの騒ぎとは違うことを分かっていなかったので、結果は当たり前だと思う。

 7連覇を達成して「自分が一番強い」と、私のところにも来なくなった。そのころから問題を起こすようになった。記録を作ったときこそ気を引き締めなければいけないのに、うぬぼれてしまったのだろう。相撲は自分との戦いで、謙虚でなければならない。

 2年前、土俵入りの所作でおかしなところがあるのでアドバイスしようとしたら「辞めるころにはうまくなりますよ」と言った。日本の伝統文化の相撲をなめていたということだろう。もっと人の話を聞いて欲しかった。遅すぎた決断だと思う。