今日2日発売の週刊新潮は、鳴戸部屋に所属していた元三段目力士の証言から、鳴戸親方(元横綱隆の里)の暴行指導について報じている。記事によると、序二段輝の里をしつける際、稀勢の里に体を押さえつけさせて、角材で頭をたたいた。また、元三段目力士にセクハラ行為をした部屋の行司にも、竹の棒でたたいたという。放駒理事長(元大関魁傑)はこの日、記事が出た後の調査について「もちろん、そういうことになるだろうね」と話した。

 先週は同誌に、親方の暴行と、隆の山にインスリン注射を打たせていた疑惑が報じられたばかり。日本相撲協会は前回の報道後、鳴戸部屋への調査を開始し、現在も継続中。鳴戸部屋はこの日から福岡で稽古を始めたが、親方も隆の山も無言を貫いた。協会側は事実関係の調査が終わり次第、処分を科すかどうか検討する予定。本場所前の決着に向け、動いている。