間垣部屋の閉鎖で伊勢ケ浜部屋に転籍した3力士が12日、合流後の初稽古を行った。新潟・長岡巡業出発が控えたため、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が「今日は軽かった」と言う稽古量だったが、四股や軽いトレーニング程度だった3人には“初体験”。前頭宝富士ら関取衆に稽古をつけられた幕下若三勝は「吐きそうになった」と言い、三段目駿馬は「酸欠です」。体重205キロの三段目若青葉は「10キロはやせますね」と苦笑い。ただ、若三勝が横綱日馬富士からテッポウを指導されるなど、数多く声を掛けられた。小結安美錦は「こうやって稽古を見てもらうこともなかっただろうから」。横綱も「一丸となって強くなってほしい」。同部屋だからこそ、愛に満ちたむちだった。