<卓球:世界選手権>◇30日◇男子シングルス2回戦◇横浜アリーナ

 マツケン兄弟の弟、松平健太(18=青森山田高)が05年の世界選手権同種目3位の呉尚垠(韓国)を4-3(11-4、6-11、10-12、11-5、8-11、11-7、11-8)で破る金星を挙げた。

 世界ランクは呉の12位に対し、松平は139位。しかし格上の相手にも臆することなく攻めた。「勝ったら(世界)ランクが上がる。負けても下がらない。だから思い切ってやるだけだった」。試合を進めるうちに「チャンスがあったので、(相手との)差はないと思った」と自信さえ見せた。

 兄賢二(20=青森大)は3連覇を狙う王励勤(中国)に敗れたが、弟は3回戦に進出。「ベスト16以上が目標です」という健太は、16強入りが決まる1日の3回戦で世界ランク30位のガルドス・ロベルト(オーストリア)と対戦する