トルネードの挑戦を受けて立つ。東都大学リーグ亜大の152キロ右腕、東浜巨(なお)投手(2年=沖縄尚学)が東京・日の出町の同大グラウンドで13日、中大に入学する興南の左腕、島袋洋奨投手(3年)との今春リーグ戦での「沖縄対決」について「挑戦者として臨む」と、相手のすごみを知るゆえに言葉を選んだ。高3の08年夏、沖縄大会準決勝で当時1年の島袋と対決。3-1で投げ勝ったが「見たことのない軌道の真っすぐだった」。生田勉監督(44)も「春夏連覇なんて運だけではできない。実力があってのこと。怖い投手」と警戒する。

 だが東浜には、リーグの顔としての自負がある。2年間で17勝。過去11人しかいない30勝すら「最低ライン」と言い切る。すでに年明けからブルペン投球を開始し「仕上がりを早くする」と、15日からの沖縄・東風平(こちんだ)キャンプで精度を上げる。同郷の後輩に負けるつもりはない。