東京6大学野球春季リーグが、4月8日に開幕した。東都大学リーグと同様、今秋のドラフト候補が多数存在する。東大・宮台康平投手(4年=湘南)、慶大・岩見雅紀外野手(4年=比叡山)、明大・斉藤大将投手(4年=桐蔭学園)らが注目を集める中、この春にリーグ戦デビューを飾った期待の新鋭もリーグ戦を盛り上げる。スカウト評とともに、3年後が楽しみなルーキーズを抜粋で紹介する。

 ◆慶大・関根智輝投手(城東)=開幕投手を務めるなど、先発の軸

「(身長183センチで)角度もあるし、指にかかった時のボールはスピンの利いたボールで威力もある。すでに初戦で投げているように、体も強く、素材の良さを感じさせる」

 ◆早大・早川隆久投手(木更津総合)=開幕から中継ぎ、先発で登板

 「バランスも良く、打者からすればボールの出どころが見えにくいフォーム。ボールのキレ、制球も安定していて、投球術も兼ね備える。現時点でも、完成度の高さは抜群」

 ◆明大・石毛力斗投手(高崎健康福祉大高崎)=開幕から中継ぎで登板

「コントロールが安定していて、まとまりのある投手。マウンドさばきにも落ち着きを感じる。真っすぐ、変化球ともにストライクが取れ、ゲームメーク能力の高さに優れる」

 ◆立大・中川颯投手(桐光学園)=開幕から中継ぎで登板

「法大との初戦で同点の9回1死満塁で連続三振を奪ったように、マウンド度胸が良く、動じない強さを感じる。高校時代は打力も魅力的で、抜群の野球センスを持っている」