阪神が拙守&貧打で本拠地開幕戦を落とした。

 象徴的だったのはマウロ・ゴメス内野手(30)だ。1点を追う2回無死一塁。黒羽根の送りバントを捕ったが一塁に悪送球する失策で無死二、三塁のピンチを招いた。先発能見がこらえられずに4失点。これには和田豊監督(52)も「集中力というか、打てないことがプレーに影響している。打つこと、守ることを切り替えないと。開幕当初、止まっていた球に手がでてしまう」と苦言を呈した。主砲はこの日、5打数無安打。打撃の低調が痛恨のミスにつながった。

 6回には中堅江越が中前打を後逸して三塁まで進めてしまう失策を犯してしまった。守備のほころびが出て、打線も振るわない。今季初の3連敗で、勝率5割に戻ってしまった。