日本ハム斎藤佑樹投手(27)が、劇的勝利につながる粘投を見せた。

 今季初白星を懸けて4月17日楽天戦(コボスタ宮城)以来、今季2度目の先発マウンド。この日は夏の高校野球で母校・早実が初戦を勝利し、後輩に続く勝利が期待されていた。

 1回を3者凡退で乗り越えたが2回、連打から先制点を許した。直後に打線が振り出しに戻したが同点の4回。ペーニャに勝ち越し弾を浴びた。5回5安打2失点で降板。6回に再び振り出しに戻り、黒星は消えた。チームは延長10回にサヨナラ勝ち。「すごい試合でしたね。僅差に持ち込めたことがうれしい。(早実の勝利は)プレッシャーを感じました」と爽やかに笑っていた。