明大が接戦を制して3カード連続の勝ち点を奪い、優勝に1歩前進した。

 3連投となった今秋ドラフト候補の柳裕也投手(4年=横浜)が、6回6安打2失点と粘りの投球を見せた。打線は1-2の7回無死一、三塁から、横浜(神奈川)渡辺元智前監督(71)の孫・佳明内野手(2年=横浜)が左前に同点適時打。さらに満塁とし、押し出し四球で勝ち越した。

 逆転勝利につなげる一打を放った渡辺は、7日の1回戦の守備で左膝を負傷。

 2回戦は「歩くのも痛かった」と欠場したが、勝ち点のかかる3回戦で痛み止めを飲んで出場した。高校の先輩にあたるエースを救う適時打に「今まで柳さんが1人でやってる感じだったので、どこかで助けたいと思っていた。勝ちがついてよかった」と笑顔だった。