覚せい剤取締法違反(所持、使用、譲り受け)の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)の初公判が17日、東京地裁(吉戒純一裁判官)で開かれた。
開廷の4時間前、東京地裁に近い日比谷公園では、午前9時半から、傍聴整理券が交付された。20席の傍聴席を求め、雨の中3769人の傍聴希望者が傘を差して列をつくった。抽選倍率は188倍だった。
先頭に並んだのは、さいたま市のプロ野球ファン久保雅実さん(33)で、前夜の終電で同公園を訪れ、午前3時半に列の先頭に並んだ。「彼の功績が消えるのは嫌ですね。ホームランだけじゃなく、空振りでも盛り上がる選手。社会復帰を望むなら、経緯を全て裁判で言うべき」と話した。
過去の東京地裁の刑事裁判で、傍聴希望者が最も多かったのは、オウム真理教の松本智津夫死刑囚の初公判(96年4月)。48の一般傍聴席に対し、256倍の1万2292人が並んだ。次いで多かったのは、覚せい剤取締法違反罪に問われた女優酒井法子の初公判(09年10月)で6615人。倍率は過去最高の330倍。同じく覚せい剤取締法違反罪に問われた歌手ASKAの初公判(14年8月)は2646人だった。
PL学園時代から清原被告のファンで、栃木県から訪れた、パート従業員の古口享子さん(45)は「自分の目で全部見たくて来ました。なんでこうなっちゃったんだろう。前を向いてこれからの人生を過ごして」と寂しそうに話していた。



