西武の助っ人コンビが6カード連続勝ち越しに導いた。エルネスト・メヒア内野手(30)が2点ビハインドの6回に決勝の30号3ラン。リーグトップに並ぶ1発を含む3安打4打点に「(本塁打は)うまく打つことができた。常に全力でプレーしようと思っているし、今日は特別な日になったね」と笑顔をみせた。

 投げては来日初先発のブライアン・ウルフ投手(35)が古巣相手に6回を2失点にまとめ、チームの外国人投手では今季初白星をマーク。「初回に2アウトを取って、だいぶ落ち着いた。味方の守備に助けられ、炭谷のリードが僕のピッチングを引き出してくれた」と感謝した。

 逆転勝ちで、チームは今季初の月間勝ち越しも決めた。田辺徳雄監督(50)は「先制点を取られたけど、ウルフが2点で抑えてくれて、4番が仕事をしてくれた。メヒアは8回のタイムリーも大きかった。ウルフは、日本ハムにいた時は剛のイメージがあったけど、今日は柔の方で内野ゴロも多かったね」と助っ人コンビを称賛。「この勢いを次につなげたい」と、30日からの首位ソフトバンクとの3連戦を見据えた。