停滞ムード漂う日本ハムが、初回に爆発した。

 先頭西川が三塁手今江の失策を誘い、出塁したのを皮切りに2死一、三塁の先制機。ベテラン田中賢介内野手(35)が、楽天のエース則本の高めの直球148キロをはじき返し、右前適時打で先制した。「少し詰まったけど2死取られた後の嫌な流れだったので、なんとか先制できて良かったね」。

 さらに2死満塁にチャンスを広げレアードが左前2点打。「ラッキーだったね。感触もよかったしチャンスで打ててよかったよ」。大野奨太捕手(29)が「しっかりはじき返そうと思っていました」とダメ押しの中前適時打で続き、一挙4点を奪った。

 首位を争うチームは、4日オリックス戦から2試合連続で引き分け。待望の勝利へ、幸先よくスタートを切った。