ロッテに、またも故障者が出た。抑え役の益田直也投手(26)が13日、千葉市内の病院で右肘関節炎と診断された。全治は未定。登録は抹消せず、今日以降の出場は状態を見て決めるが、抑え右腕が万全とはいえなくなった。

 伊東監督は「やりくりは、これから考えます。状況や打者に応じてになるのか。次から次へと…」と、深いため息をついた。

 離脱者が続く。救援陣では、内、藤岡は戦列復帰したが、本来抑えの西野と大谷はまだ2軍にいる。益田も投げられないとなれば、代役の代役が必要。落合投手コーチは「内になるのでは」と抑え経験のある右腕を挙げた。先発陣でも、古谷、唐川が離脱。投手陣全体の負担は増えている。野手では、不動の4番デスパイネが左手首痛で抹消されたばかり。長打力のある井上を昇格させるが、伊東監督は「(デスパイネの)代わりはできない」と認める。19日の日本ハム戦から復帰見込みだが、頭部に死球を受けた清田もいない。

 チームは現在、貯金6の3位。4位楽天と7・5ゲーム差をつけており、Aクラス確保の可能性は高い。とはいえ、さらに離脱者は、避けなければいけない。【古川真弥】