日本ハムの鉄腕左腕・宮西尚生投手(31)が、気迫満点に勝利で締めた。

 1点リードの9回に登板。24日に右足首を負傷し、痛み止めを施して重要なマウンドに送り出された。「気持ちですね。最後にみんなで勝ちきりたい」。1死一、二塁にピンチを広げたが、この日2打点のTー岡田を圧巻の3球三振。続く中島はファインプレーの投直に打ち取り、1点差を守りきった。

 「30日に(引退試合を控えている武田)勝さんに投げてほしい。それまでに優勝を決めたい」と尊敬するベテラン左腕を最高の形で送り出すため、気合十分だった。