日本ハムの守護神、クリス・マーティン投手(30)が19日、痛めている左足首のリハビリに専念するため米国へ帰国した。

 22日から始まる日本シリーズも欠場が決まった。

 マーティンは球団を通じて「話し合いと熟考の結果、(左)足首のリハビリのために帰国することを決断しました。このケガにより自分が100%のパフォーマンスを出せなかったことと、これ以上、チームメートやファンの皆様の期待を裏切りたくないという気持ちから、今回の決断に至りました」とコメントした。

 左足首捻挫でシーズン終盤に戦線離脱していたが、ソフトバンクと対戦したクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージから復帰。12日の第1戦では6点リードの9回に登板。3者連続三振で圧巻の復帰登板となったが、13日の第2戦では1点リードを守れず3失点で黒星。左足首の痛みも再発し、第5戦ではベンチ入りメンバーからも外れていた。

 来日1年目の今季は、セットアッパーとして開幕。6月下旬からストッパーを務め、52試合に登板。2勝21セーブ19ホールド、防御率1・07と好成績でチームの4年ぶり7度目のリーグ制覇に貢献していた。「来シーズン、もっとファイターズのために貢献出来るように、足首のリハビリと強化に専念したいと思っています。また、チームの皆様の日本シリーズでの健闘を祈っています」と、チームメートへエールを送った。