広島が19日、松田元オーナー(65)、緒方孝市監督(47)を交えた最終のスカウト会議を行い、創価大・田中正義投手(4年=創価)を1位指名することを明言した。

 会議を終えると松田オーナーが「一番いい選手でいく。競合覚悟。田中でいくよ」と明言した。右肩の不安も問題ないと判断し「ものが違う。150キロも投げられるが、140キロ台の直球でもあれだけ伸びるのは珍しい」と最大の評価を下した。競合となれば、くじは緒方監督が引く。広島は昨年岡田の一本釣りに成功。競合となれば一昨年の有原以来となり、引き当てれば13年の大瀬良以来となる。