今夏の甲子園優勝投手、作新学院・今井達也投手(3年)は西武から単独1位指名を受けた。栃木・宇都宮市内の同校会見場に姿を見せると「12球団、12人しかいない1位。すごく光栄ですし期待されていると思う。自覚と責任を持って、できるだけ早くチームの勝利に貢献したい。1年でも1日でも長く野球をやりたい」と目を輝かせた。

 プロで対戦したい選手には日本ハム大谷を挙げた。「投手で勝ちながら、打者としても光っている。そういう選手と対戦してみたい」と即答。目標を問われると色紙に「開幕ローテ」と書き込み、「新人王を取ってみたい」と意気込んだ。

 高校では日本一をつかんだが、慢心はない。「甲子園優勝はこれからの野球人生の自信になりましたけど、たくさんの応援の力をお借りしての優勝だった。まだまだ実力不足」と話し、ともに甲子園をわかせたヤクルト1位の履正社・寺島成輝投手(3年)ら「高校ビッグ3」に対しても「ライバルになる。負けたくない」と話した。