来季の日本一に向け、実りの秋にする。25年ぶりにリーグ優勝した広島の秋季キャンプが8日、宮崎県日南市でスタート。安部、野間、堂林の強化指定選手は特別早出でバットを振り込んだ。

 早出組の練習開始時刻より1時間早い午前8時、3人の練習が始まった。プラスチック製の長いポールを使ったスイングなどを実施。すべてが終わったのは午後5時半をすぎていた。

 堂林が「すべてを出し切った」と言う充実の初日となった。3人とも疲労感をにじませながらも気力は十分。腹筋と脚をつった野間は「死ぬ覚悟で来ている。振りまくる」と言い、安部も「一日じゃ足りない」と頼もしい。早朝から指導した石井打撃コーチは「来季出てきてもらわないといけない選手」と期待を寄せた。