くも膜下出血のため7日に37歳で亡くなった巨人木村拓也内野守備走塁コーチの通夜が9日、広島市西区の平安祭典で行われ、加藤良三コミッショナー、広島松田元オーナー、巨人桃井恒和球団社長、広島OBの達川光男氏ら約800人が訪れた。会場には、同コーチの背番号「84」のユニホーム、バット、グラブ、スパイクが飾られた。棺には、長男恒希くん(10)の手によってバットが添えられた。木村拓コーチの胸には、巨人のユニホームが添えられた。

 宮崎南高の先輩でもある清武球団代表は「(2日に倒れてから)1週間、よく頑張ったなという気持ちです。(意識不明で入院中に)ご家族が顔をふいてあげて(木村拓コーチが)涙を出したんです。もう思い残すことはないんじゃないかと思いました」と涙ながらに話した。

 [2010年4月9日20時53分]ソーシャルブックマーク