西武の自力優勝の可能性が消滅した。ソフトバンクに逆転負けし、今季5度目の4連敗で借金はワーストの「13」と膨れた。西鉄時代の50年と71年の41試合を抜き、39試合目での自力V消滅は球団史上最速。松井稼頭央監督(48)は「1つ1つもちろんやっていきますし、もう最後の最後までやっていきたいと思います」と懸命に前を向いた。

26敗のうち、1点差負けが14試合。9敗のソフトバンク戦では5試合を数える。僅差で中継ぎ陣が踏ん張れない。開幕から8回を任されていた甲斐野が4月末に右肘違和感で登録抹消。守護神アブレイユは防御率1・69と安定するが、8回の失点数がイニング別で最も多い28。9回へつなぐセットアッパーが定まらない。先発だった松本が配置転換され、慣れないポジションを担うが、1点リードの8回1死一塁から近藤に痛恨の逆転2ランを献上。「抑えないといけないところだった」と唇をかんだ。

打線も元気がない。期待されたアギラーとコルデロの新外国人が不調で2軍降格。チーム打率2割1分、96得点はともにリーグワーストだ。自己最多3号2ランを放った若林は「もう1本打ちたかった。1試合1試合、もっと成長していかないと、ずっと変わらない」と現状を受け止める。あきらめない姿勢だけは貫いていく。【山崎純一】

▼西武の自力Vが開幕39試合目で消滅した。西武は残り全勝で117勝26敗、勝率8割1分8厘。ソフトバンクは西武との残り14試合に全敗しても、他カードで全勝すれば117勝24敗2分け、勝率8割3分となり、西武はソフトバンクを上回れず自力Vが消えた。最近では18年楽天が31試合目、22年日本ハムが33試合目で自力Vが消滅したが、西武では西鉄時代の50、71年の各41試合目を抜いて球団最速での自力V消滅となってしまった。

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