<オープン戦:DeNA9-4中日>◇13日◇横浜

 DeNAの新4番5番コンビが、初のアベック弾を放った。2-2の同点で迎えた3回。まずはトニ・ブランコ内野手(32)が1死一塁から、「感触はよかった。いい形で振れたね」と、左中間場外への勝ち越し2ラン。続くアレックス・ラミレス外野手(38)は内角高めのツーシームを左翼席にたたき込み、「この時期でのホームランは、早すぎるね。オープン戦で打ったのは、いつ以来だか覚えてないけど、気分はいいね」と笑顔を見せた。

 さらにこの回、2年目の高城俊人捕手(19)にも2ランが飛び出し、DeNA初の1イニング3本塁打となった。

 開幕戦の相手に、9点を奪っての快勝に中畑清監督(59)も笑顔。「今年のうちのスタイルは変わりましたよ、というアピールするようなゲーム。アピールしすぎだね。(シーズンに)とっておきたい。でも初めて見たよ、場外ホームラン」と喜んだ。