プロ野球新記録の60本塁打を達成したヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が26日、セ・リーグの最優秀選手(MVP)に初選出された。ヤクルトからは01年ペタジーニ以来7人目で、最下位チームからの選出は史上初めてとなった。

 バレンティンは故郷のオランダ領キュラソー島での祝賀パレードなどを終え、この日午前9時半に再来日。球団納会と掛け持ちをするなど大忙しだった。それでも「このような賞を獲得できて最高にうれしい。監督、チームメート、スタッフ、球団の協力がなければもらえなかた。最下位のチームから選ばれた意味は大きいと思うし、チームのためにベストを尽くした結果だと思う」と疲れを見せずに満面の笑み。「今年ベストを尽くしてやったように、来年もベストを尽くして、期待を裏切らない成績を残したい。1番の目標は優勝」と、さらなる活躍と優勝を約束した。