<広島3-1西武>◇29日◇広島
広島ルイスがリーグ単独トップの7勝目をつかんだ。150キロの速球と得意のスライダーがさえ、3回まではパーフェクト。7回を1失点にまとめた。女房役の石原とお立ち台に上がったルイスは「7勝?
とてもうれしいね。栗原、前田、梵、石原らチームみんなが白星を持ってきてくれた」と仲間に感謝した。
重量打線の西武に対しても気負わなかった。逆に長打を警戒して本来の制球重視の投球に集中した。「強打者が多く、振り回してくると思ったので低めに集めようと思った」。Kマークを10個並べてリーグダントツの85奪三振。5月は4勝1敗。堂々の月間MVP候補に名乗りを挙げた。かつては160キロ近い球を投げる本格派だったが、04年に右肩を手術。「昔ほどの球を投げられなくなったことで、制球を身につけた」という。11試合連続で7回以上を投げており、安定感は抜群だ。メジャーに移籍した黒田の代わりとして加入した今季。勝ち星の数だけならば、その穴は埋めている。
中4日で先発したため99球で降板したが余力は十分だ。米国時代からウエートトレが大好き。来日後も定期的に全身を鍛え抜く。盛り上がった胸の筋肉にスタミナと、剛球を生み出すパワーが詰まっている。
助っ人右腕の活躍で広島は交流戦5勝3敗。快進撃で早くも昨年の勝ち数に並んでしまった。借金は2。ブラウン監督は「ルイスはずっと安定している。あと何勝で5割とか言う前に、彼のようにチーム全体が安定感を上げることが大事だ」と引き締めた。【柏原誠】



