<北東北大学野球春季リーグ戦>◇第7週初日◇5月31日◇青森県総合運動公園野球場

 青森大が5-2で八戸大を破り、7勝2敗で3季ぶりの優勝に王手をかけた。エース宮内鉄也(4年=千葉・銚子西)が1回に3安打で2点を取られたが、2回以降を2安打0点に抑える好投。ライバル八戸大相手に初勝利を飾った。富士大は7-2で岩手大に勝って6勝3敗とし、プレーオフ進出に望みをつないだ。

 宮内が大一番で本領を発揮した。初回こそ硬さから甘い球を打たれたが、2回以降は完全に立ち直った。緩急自在の100球で5回以降はパーフェクト。5試合目の登板でついに、八戸大から勝利を奪った。

 今季3勝目の宮内だが、富士大と岩手大に敗れ、勝った試合も内容は、いまひとつ。津屋晃監督(44)は「今までいい感じが1度もなかった」と首をかしげていた。この間、体の切れを取り戻そうとランニング、ダッシュ、遠投に励んだ宮内は「チームに迷惑をかけた。今日は自分のピッチングがやっとできた」と笑顔で話した。

 昨年秋は八戸大に4-1とリードしながら、9回に6点を奪われて逆転負け。その借りも返した。ベンチでは控え投手が、冗談を言ってリラックスさせてくれた。9回のマウンドに向かう時は主将の河野桂太郎三塁手(4年=神奈川・横浜創学館)が「先頭を打ち取れば大丈夫」と激励した。そんな周囲に宮内は「ナインに感謝しています」。

 津屋監督は「まじめで、やめろというまで何時間でも練習している。これまでの試合の反省を生かし、今日はリズムをつかんでくれた」と、エースをねぎらった。宮内は「喜んではいられない。とにかく明日が大事。投げろと言われればいつでも投げます」と優勝への執念をみせた。【北村宏平】