中日が、今秋ドラフト1位候補に挙げる岐阜城北の147キロ右腕・伊藤準規(3年)をあらためて高く評価した。伊藤は31日、同校藍川グラウンドで行われた甲西(滋賀)との練習試合で、昨年9月に右ひじを故障して以来8カ月ぶりに実戦復帰。オール直球で3回51球を投げ5安打2失点。最速142キロ止まりだったが「7割の力です」と話した。中田スカウト部長は「ブランクも感じさせないし、投球センスがある。高校生だから未完成ではあるが、何年もかけて考えると魅力を感じる。1位候補?

 持っていけるのであれば、すぐに持って行きたい素晴らしい素材」と話した。中日は他の1位候補として近大・巽真悟投手(4年=新宮)らをリストアップしている。

 ◆伊藤準規(いとう・じゅんき)1991年(平3)1月7日、愛知県稲沢市生まれ。片原一色小2年の時に硬式「稲沢リトル」で野球を始める。明治中ではヤングリーグ「西尾張ドリームス」でプレー。3年時にエースとして全国グランドチャンピオン大会に出場した。岐阜城北では1年夏からベンチ入り。185センチ、73キロ。右投げ左打ち。